郵船ロジスティクス・オーストラリアはこのほど、シドニーで8カ所目となるロジスティクスセンター(面積4,925平方メートル)をシドニー近郊のグレイスタンズに開設したことを明らかにした。これで同社が持つ豪州内の倉庫面積は8カ所全体で9万5,806平方メートルとなり、日系物流企業としては最大規模となる。【NNA豪州編集部】
物件のリース契約は9月1日からだが、オペレーションは既に稼働している。
同社によると、最近の人件費高騰や労働争議の高まりなどを背景に、リテール業界の間で在庫管理をアウトソーシング化する傾向が高まりつつあるという。費用対効果を考えると、在庫管理をアウトソーシングした方が効率的経営ができるとの判断だ。同社は現在、ヘアケア製品ブランドや家電、事務機器メーカーなどの顧客からの在庫管理を請け負っている。同社は「わが社の強みはITを駆使した分散在庫管理。企業の需要に応えていきたい」としている。
昨年4月、日本郵船は海外子会社を再編し、NYKロジスティクスと郵船エア&シーサービスを統合して郵船ロジスティクス・オーストラリアを設立している。
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