英系ディスカウントストア(DS)「テスコ・ロータス」を展開するエカチャイ・ディストリビューション・システムは、社内に洪水対策専門チームを立ち上げ、洪水の再発に備えた対応策に着手したことを明らかにした。20日付ポストトゥデーが報じた。
既に北部チェンマイ、ランプン、東北部コンケン、南部スラタニの4カ所に倉庫を借りて緊急時の配送網を準備したほか、昨年の洪水時に売り上げが伸びた日用品約500種類を重要品目に指定し、供給不足が起きないように手配した。
昨年の洪水では一部の商品を空輸するなどしたため対応コストがかさんだが、今年は事前の準備に徹することで洪水発生時の緊急対策コストを抑える。
一方、洪水再発への懸念から消費者の購買意欲減退が予想されることから、販促キャンペーンを強化して売り上げの確保を図る。また、生鮮食品の鮮度向上のための流通システムの改善に10億バーツ(約25億円)以上の予算を投じる計画だ。
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