三井物産は25日、資源大手リオ・ティントと共同運営する西オーストラリア州の鉄鉱石合弁事業ローブ・リバーで、鉄鉱石積出港ケープ・ランバート港の年出荷能力を7,000万トン追加すると発表した。三井物産の投資額は約15億豪ドル(約1,240億円)。世界の中長期的な鉄鉱石需要増に対応する。【NNA豪州編集部】
ローブ・リバーの出資比率は、◆リオ・ティント:53%◆三井物産:33%◆新日本製鐵:10.5%◆住友金属工業:3.5%。ケープ・ランバート港の年出荷能力は現在、8,000万トンから1億3,300万トンへ拡大中であり、さらに今回の拡張決定による7,000万トンが上乗せされ、年出荷能力は2015年の上期までに2億300万トンに拡大する。
三井物産は100%子会社のミツイ・アイアン・オア・ディベロップメントを通じて投資を行う。同港からはアジアを中心とした各国に鉄鉱石が輸出されている。
今後は、ほかの合弁パートナーの承認を得て実行される。新日本製鐵と住友金属工業も同日に拡張と投資の推進を発表している。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。