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国家機密問題、SFCがアーンスト提訴

証券先物委員会(SFC)は27日、大手会計事務所のアーンスト・アンド・ヤング(EY)が2009年に香港上場を目指した中国本土の汚水処理業者、標準水務に関する監査資料の提出を「国家機密」に該当することを理由に拒否したことは証券先物条例の規定に反するとして、EYを提訴したと発表した。

SFCは当時、標準水務に関する監査調書などの提出を要求したが、EYは「監査作業は本土の系列会計事務所「安永華明会計事務所」が行ったため、該当する記録はない」として提出を拒否。EYはその後、SFCの説明要求に対し、問題の文書は本土の国家機密に該当する可能性があるとして、提出には本土関係部門の同意が必要になると回答した。

このため、SFCは本土の中国証券監督管理委員会(証監会)を通じ、安永華明に書類の提出を求めたが、同様に拒否された。

標準水務は09年11月、外資系株主を迎え、香港で上場申請を行ったが、その後申請を撤回した。この間、EYは「提出書類に矛盾点がある」として、標準水務に対する監査業務から退いている。

裁判所は証券先物条例の規定に基づき、EYにSFCへの適切な説明を命じる可能性がある。しかし、本土の関係部門は09年、香港の会計士が国家機密に当たる記録をSFCなど監督機関に提出する場合には、本土関係部門の同意を必要とするとの声明を出しており、EYは香港と本土の板挟みになっている構図だ。

これに先立ち、SFCは香港に上場する本土の計器メーカー、中国高精密自動化集団が、国家機密を理由に財務データの一部を開示しなかった問題で調査に着手している。本土企業をめぐっては、国家機密を情報開示を避ける隠れみのにしているとの指摘もあり、SFCや裁判所が香港の証券法規と本土の国家機密の扱いについて、今後どのような判断を下すか注目される。<香港>


関連国・地域: 中国香港
関連業種: その他製造金融マクロ・統計・その他経済政治社会・事件

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