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4月の訪日者数、前年比5.4倍を記録

日本政府観光局(JNTO)が発表した4月のシンガポールからの訪日旅行者数は、前年同月から5.4倍の1万2,800人となり大幅増を記録した。前月は84.4%増の1万1,600人だった。東日本大震災前の2010年4月との比較では7.4%減となり依然としてマイナス成長を記録しているが、10年比では2月の28.6%減、3月の13.9%減と減少幅が縮小傾向に向かっている。

JNTOシンガポール事務所の清水泰正次長はNNAに対して、「訪日者数全体では10年比で0.9%減とほぼ震災前の水準に戻っている中、シンガポールの回復はまだ遅い」と指摘。原発問題に関するニュースは減少したものの、首都圏直下型地震や揺れによる富士山の山体崩壊の可能性などに言及する報道が断続的にあり、災害に対する心理的懸念が根強く残っていると説明した。ただ桜の開花が例年より遅れたため、4月に訪日需要がシフトし訪日旅行に関する問い合わせも窓口、電話ともに震災前のレベルに戻ってきているという。

1~4月の累計は前年同期比36.3%増の4万1,100人。10年比では8.0%減とアジアでは韓国(18.1%減)に続きマイナス幅が大きかった。

今後の見通しについて清水次長は「5月は桜を目的にした北海道方面が好調。2月に開催された旅行フェア『NATASトラベル』で実施した訪日旅行商品購入者を対象とする調査によると、全体の36.4%が5月出発を選んでおり、訪日者は学校の長期休暇があるピークの6月を上回ることも予想される。今月26日から始まる長期休暇では、日本行きをはじめシンガポール発の海外旅行は低調との声が旅行会社などから聞かれているという。欧州の信用不安、景気後退への懸念などで旅行需要が減退していることが背景にあるとみられる。

一方、日本からシンガポールを訪れる観光客数は引き続き好調に推移しており、1~3月期の日本人訪問者数は前年同期比15.5%増の19万2,888人だった。東京路線以外でシンガポール発の座席を確保するのは困難な状況が続いているという。


関連国・地域: 韓国シンガポール日本
関連業種: 観光メディア・娯楽マクロ・統計・その他経済

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