熊谷組は29日、台湾の完全子会社の華熊営造が不動産開発を手がける台北双星から台北駅西側の高層複合ビル「台北双子星大楼(台北ツインタワーC1・D1)」新築工事を受注したと発表した。今年10月に着工する計画。
台北双子星大楼はC1とD1の2棟で構成。C1は事務所から成る56階建て、D1は事務所やホテルなどから成る74階建て。延べ床面積はC1が20万3,154平方メートル、D1が31万9,532平方メートル。受注額と工期は明らかにしていない。
施工に当たっては華熊営造を幹事会社として、台湾建設大手の中華工程(BES)、久年営造で構成される共同企業体を組成する。
熊谷組の担当者は受注に至った経緯について「熊谷組と華熊営造はこれまで台北101などを施工しており、こうした実績が評価されたと考えている」とコメントした。
台北双星は台湾のノートパソコン大手、藍天電脳(クレボ)と不動産開発会社である宏匯集団の合弁会社で、2019年に台北市政府と開発に関する正式契約を交わしていた。
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