コーエーテクモホールディングス傘下でオンラインゲームやモバイルコンテンツを開発・運営するコーエーテクモゲームス(横浜市)は3日、中国同業の杭州絶地科技(浙江省杭州市)を著作権侵害で提訴していた件について、和解が成立したと発表した。
杭州絶地科技は、コーエーテクモゲームスが保有する人気ゲームソフト「真・三國無双」などの音楽やゲーム画像を無断使用していた。コーエーテクモゲームスはこの行為が著作権侵害に該当すると判断し、2020年1月に東京地方裁判所に訴訟を提起した。
コーエーテクモゲームスによると、裁判で著作権侵害の事実が認められ、悪質であると判断された。裁判所の和解勧告により、杭州絶地科技は侵害を認め、謝罪した。杭州絶地科技は、解決金として500万円を支払うほか、保有する全ての著作権侵害データを記録媒体から抹消(まっしょう)する。
コーエーテクモゲームスは、裁判所の和解勧告がコーエーテクモゲームスの知的財産権保護の方針に沿うものであると判断し、和解を受け入れたと説明した。
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