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民間設備投資、1Qは0.3%減も今後は良好

豪政府統計局(ABS)が26日に発表した、2022年第1四半期(1~3月)の民間新規設備投資(季節調整値)は、335億6,400万豪ドル(約3兆235億円)と、前期比0.3%減(前年同期比では4.5%増)となった。建設関連の設備投資が落ち込んだことが背景で、市場予測の1.3%増加を下回った。前期の増加からは一転して減少したものの、2021/22年度(21年7月~22年6月)の設備投資見込み額は1,428億豪ドルと、前期の見込み額から1.4%増加した。エコノミストらは、今後の設備投資の展望は良好だとの見方を示している。

建築物や構造物への設備投資額は173億4,200万豪ドルと前期比1.7%減(前年同期比7.1%増)となったが、設備・プラント・機械への支出は162億2,200万豪ドルと前期比1.2%増(前年同期比1.8%増)だった。

産業別では、◇資源:105億8,300万豪ドル(前期比0.3%減、前年同期比9.7%増)◇製造:28億400万豪ドル(1.5%減、6.9%減)◇電気・ガス・水道・ごみ処理:26億4,900万豪ドル(9.9%増、9.3%増)◇建設:18億4,200万豪ドル(7.1%減、6.9%減)◇卸売り:13億3,100万豪ドル(6.1%増、3.9%増)◇小売り:14億7,200万豪ドル(11.4%減、16.3%減)――などとなった。

■今後の設備投資、非常にポジティブ

BISオックスフォード・エコノミクスのランケーク氏は、「22年第1四半期は、新型コロナウイルス変異株『オミクロン株』の急速な拡大や国内東海岸の洪水により、企業投資にとって厳しい状況だった」と分析した。

AMPキャピタルのシニア・エコノミスト、ムシーナ氏は、「資源や製造などの分野で投資計画が上方修正され、設備投資見込み額は、22/23年度(22年7月~23年6月)に15%増加する」と予測している。

インフラ投資会社IFMインベスターズのチーフエコノミスト、ジョイナー氏は、今後の設備投資について、あらゆる分野と資産において非常にポジティブだと述べた。

22/23年度通期の設備投資見込み額は1,305億豪ドルと、前期の見込み額から11.8%増加した。

■RBA、6月も利上げか

コモンウェルス銀行(CBA)のシニアエコノミスト、アレン氏は、6月7日に開催されるオーストラリア連邦準備銀行(RBA)理事会で、5月の政策金利の引き上げに続き、さらに25ベーシスポイント引き上げると予想している。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: マクロ・統計・その他経済

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