フィリピン気象庁(PAGASA)が先週、ルソン地方やビサヤ地方の一部が雨期入りしたと発表した。雨が降って気温が下がり、うだるような暑さから解放されるのは喜ばしいことだが、友人の中には快く思っていない人もいる。
5月中に離島のビーチリゾートで休暇を過ごす計画だった友人は、予想よりも早い雨期入りに落胆している。悪天候下ではビーチの魅力が半減する上、船で島を訪れる際に危険が伴う。楽しみにしていた計画を断念することになるかもしれない。
雨期入りは例年6月ごろ。5月中旬は非常にまれとされる。ここ数年の猛烈な暑さや大型台風の到来と同様に、気候変動が影響しているのだろうか。企業の間では温室効果ガスの排出削減に向け、脱炭素の動きが出ている。国民がもっと身近な話題と捉えられるよう、政府やメディアは啓発に力を注ぐ必要があると感じる。(D)
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