韓国SKグループ傘下で環境事業を手掛けるSKエコプラント(旧SK建設)は21日、シンガポールの電子廃棄物処理大手TESの全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。
SKエコプラントは、TESの親会社でプライベートエクイティ(PE)ファンドのナビス・キャピタルと株式売買契約(SPA)を結んだ。取得額は約1兆2,000億ウォン(約1,150億円)。
TESは◇電気・電子機器の廃棄処理◇廃バッテリーのリサイクル◇IT資産の処分サービス――などを手掛けており、米国や欧州、中国をはじめ21カ国・地域で事業展開している。
SKエコプラントは、20年の環境施設管理(旧EMCホールディングス)買収に続き、昨年には廃棄物処理の関連企業6社を傘下に収めた。同分野でのグローバル拡大を推進し、28年までに170兆ウォン規模の廃棄物処理・再生バリューチェーン構築を目指す。
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