インドネシアでは日常的にサンダルを履いている人をよく見かける。熱帯気候、価格の安さ、国民の多数を占めるイスラム教徒には礼拝前に足を洗って清める作法があるなど、いくつか使い勝手が良い理由があるのだろう。
生活必需品のような存在で、小さな商店には格安のビーチサンダルが束になってぶら下がっている。日本での習慣から、ちょっと近所まで行く時にサンダルを履くイメージが拭いきれない。ピカピカの都心の大型ショッピングモールでサンダル履きの人を見ると、その「抜け感」に妙にひかれてしまう。
個人差はあるが、どこに行くにもサンダルが楽で良いという人もいる。スマトラ島から遊びに来た知人は、飛行機での移動にもビーチサンダルを履いていた。ペタペタと足音をさせながら「このサンダルでは、高級モールの入場は断られてしまうかも」と笑った。(純)
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