首都圏のハイキングコースで最もお勧めなのが、クアラルンプール中心部の国家記念碑近くにあるタマントゥグの自然歩道だ。高齢者や子どもでも歩きやすいコースで、かつての英国植民地時代の面影を残す家屋も楽しむことができる。朝はとても涼しいので、このコースが大好きだ。
しかし先週末に訪れたところ、土砂崩れでふさがれていて、歩けなくなっている箇所が少なくなかった。本来なら1時間45分ほどかかるコースだが、標識が分かりづらくて何度も迷ったものの、45分で歩き終えてしまった。
昨年12月中旬以降にマレー半島中央部を中心に襲った大雨で、各地で土砂崩れが発生した。植林で保水を図るといった対策を講じなければ、モンスーン(季節風)期には洪水や地滑りが繰り返し発生することになるのではないかと心配だ。(張)
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