昨年コロナの影響で中止となった広州日本人商工会の新年会が今年は無事に開かれた。直前までどうなるかとひやひやしたが、先週末になんとか開催にこぎつけた。
日々コロナに振り回されて大変だが、悪いことばかりでもなさそうだ。コロナの影響で新年会の時間が短縮された関係で、いつもは人が数十人ほどしか集まらない時間帯に行われていた子どもたちの出し物が、何百人もの人が見つめる中で披露できることに。
子どもたちによる空手の演武では、板割りが行われた。「パンッ」と子どもらが板を割るたびに、邪気が払われるかのようで、なんだか心地よい。「寝る子は育つ」という言葉があるが、たくさんの大人の視線を一身に浴びることでも子どもはすくすく育つのでは――。舞台の上で元気よく正拳突きをする子どもたちを見つめながら、なんだか温かい気持ちになった。(川)
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