NNA ASIA

遠のく本土との往来正常化

「回港易」縮小、検疫強化案も

香港で事業展開する企業にとって最大の懸案となっている中国本土との往来正常化が、当面は実現を見込めそうにない状況となってきた。本土で新型コロナウイルスの感染が再び拡大し、香港政府は5日から、香港身分証(IDカード)保有者が本土からの帰港時に強制検疫(隔離)を免除される「回港易(リターン2hk)」スキームの適用対象を大幅に縮小。専門家からは、本土からの来港者に対する隔離措置を一段と厳格化すべきとの声も上がっている。