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文政権残り1年は問題山積

早期に集団免疫、対日外交触れず

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は10日、残り任期1年の国政運営方針について青瓦台(大統領府)で演説し、「新型コロナウイルス感染症の集団免疫を11月以前に獲得し、経済回復につなげる」との決意を表明した。一方で、ワクチンの調達遅れへの懸念や不動産価格の高騰、雇用市場の悪化など解決すべき課題は山積している。支持率は30%台前半に低迷しており、任期最終年は政権の求心力が急速に低下する恐れもある。歴史問題を含む対日外交についての言及はなかった。