ミャンマーに暮らす友人が定期的に現地の様子を伝えてくれる。彼女は朝起きて、クーデターという大きなニュースを知ったという。
「朝から充電などといった対策に追われ、午後から通信遮断と聞きつけ緊急の仕事を片付けた」「スーパーは買いだめで品切れ状態となり、できるだけ長く生き延びられそうな食糧を確保した」といった内容に、インドでの封鎖開始直後の緊張した状況を思い出した。
現在はネットも通じ、食糧の問題もないようだが、「クーデター」というなじみのない響きに、封鎖とは比べものにならない怖さがあるのではないかと想像する。
この数日はもっぱら抗議デモの話題だ。デモの中心はZ世代(90年後半以降生まれ)の若者で、会員制交流サイト(SNS)を駆使し、88年民主化運動の教訓を生かしているという。激動するミャンマー、対岸の火事にはしたくない。(榎)
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