飲食店の料理を宅配してくれるデリバリーサービス。新型コロナウイルスの感染拡大後、アプリで簡単に注文できることから利用機会が増えたが、お気に入りの店の中にはデリバリーに対応していない店も案外少なくない。
米線と呼ばれるコメの麺料理を提供している近所の店もそうした店の一つ。麺のつるつるとした食感と濃厚なスープにはまり、以前はよく店に足を運んでいたが、コロナ拡大後は遠ざかっていた。しかし、久しぶりにあの麺を食べたい。思い切って電話をかけ、学習中のつたない広東語で注文すると、頼んだ通りのメニューを配達してもらえたのだった。
実は以前にも宅配を頼もうと電話したが、その時は広東語で意思疎通できずに断念しただけに、今回届いた麺の味は格別だった。営業規制により厳しい経営環境が続くが、少しでも店を応援できればと思っている。(祐)
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