長旅の道中で休憩のため高速道路のサービスエリアに立ち寄る人は多い。ただインドネシアの場合、その環境は残念ながら良いとは言えない。その原因は公衆トイレにある。清掃が不十分で周囲には悪臭も漂い、快適な場所とはいえない。
そこで人々が目をつけたのが、同じサービスエリア内にあるカフェ。店内にあるトイレはきれいに清掃されているため、その結果コーヒーを買わない客が店に出入りする。コーヒーを買ってトイレを利用する人もいるが、それも目的はあくまでトイレである。そのため店内のトイレに並ぶ人の列の方が、コーヒーを注文するために並ぶ列よりも長くなる。お店にはお気の毒な状況だ。
サービスエリアのカフェが「公衆トイレ化」してしまう現状は、残念ながら本来の公衆トイレの質の悪さを表している。政府は早く対策を講じてほしい。(ア)
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