• 印刷する

NZ4QのCPIが上昇、今後も伸びるか

ニュージーランド(NZ)政府統計局は22日、2020年第4四半期(10~12月)の消費者物価指数(CPI)を発表し、前期比で0.5%(季節調整値は0.6%)上昇となった。宿泊施設が前期比で20%と大きく上昇したほか、新築住宅建設、中古車なども大きく伸び全体をけん引した。新型コロナウイルスの流行により海外旅行ができない中、支出が国内旅行や車の買い換えに回っているようだ。一方、企業の輸送コストは上昇していることから、価格の上昇は今後も続くとの見方が出ている。

前年同期比では1.4%上昇。NZ準備銀行(RBNZ)が目標とする1~3%の中間値を下回ったが、市場予測の1.1%上昇を上回る結果となった。

品目別(前年同期比)では、青果価格が8.6%上昇したことで食品が2.5%上昇したほか、◆アルコール飲料・たばこ:6%上昇◆住宅関連・光熱費:2.6%上昇◆家財・サービス:2.5%上昇◆娯楽・文化:1.8%上昇◆医療:1.5%上昇◆教育:0.9%上昇――と上昇した。一方下落したのは、◆交通:3.7%下落◆通信:0.9%下落◆衣服・靴:0.9%下落――だった。

為替変動の影響を受ける国外の財・サービスを対象とするインフレ率(tradable inflation)は、前年同期比0.3%低下した。貿易対象外で為替変動の影響を受けない物品・サービスのインフレ率(non-tradable inflation)は、同2.8%上昇した。

■「価格は今後も上昇」

NZ統計局は、宿泊施設の上昇について「第2~3四半期は、国内旅行の促進キャンペーンにより価格が下がっていたが、第4四半期は通常の水準まで戻った」と説明した。

キウイバンクのチーフエコノミスト、カー氏は「サプライチェーン(供給・調達網)の機能不全が長期化しており品不足である上、企業の輸送コストが消費者価格に転嫁される可能性が高く、今後も価格は上昇傾向となるだろう」とした。


関連国・地域: ニュージーランド
関連業種: マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

テイクオフ:在宅勤務が新常態になっ…(03/05)

豪貿易黒字、過去最高に 相場高で資源輸出がけん引(03/05)

豪州、10年計画で重要資源の加工処理拡充へ(03/05)

豪GDP、コロナ前水準に回復まであと2%(03/05)

ネット小売りキャッチ増収、コーガンを猛追(03/05)

豪1月小売0.5%増、QLDは封鎖で支出減(03/05)

個人消費が急成長、小売業者への追い風続く(03/05)

太陽光発電の直接取引、デリーで試験事業(03/05)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

出版物

SNSアカウント

各種ログイン