ニュージーランド(NZ)自動車産業協会(MIA)が19日に発表した、2020年通年の新車販売台数は11万9,398台と前年比23%減となった。2020年12月の新車販売台数は8,383台と前年同月比25%減だった。MIAは、自動車業界は新型コロナウイルスの感染流行で大打撃を受けたものの、ロックダウン(都市封鎖)となった4月当初の予想は上回ったとした。
12月のスポーツタイプ多目的車(SUV)を含む乗用車の販売は5,572台で32%減少し、商用車は2,811台と6%減となった。
12月のメーカー別市場シェアは、1位がトヨタでシェア19%となり、2位は三菱自動車で11%、3位はフォードで11%だった。
モデル別では、12月は1位がフォード「レンジャー」、2位、3位にトヨタの「ハイラックス」と「RAV4」が続いた。通年でも上位3位は全く同じで、それぞれ7,975台、5,796台、5,341台だった。
MIAのクロフォード代表は、20年はハイブリッド車が前年比2,789台増えた一方、電気自動車(EV)は338台、プラグインハイブリッド車(PHV)は170台減少したとした。また、「新型コロナで苦しんだ1年となった」とし、依然続いている人気車の在庫不足は今年は改善するとの見方を示した。
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