フィリピン外務省は4日、新型コロナウイルスの流行に伴い海外からの退避支援を実施したフィリピン人の数が、2020年2~12月の累計で32万7,511人に上ったと発表した。海外で失業した出稼ぎ労働者などを支援した。
帰国者を地域別に見ると、中東からが22万8,893人と最も多く、全体の69.9%を占めた。以下、アジア太平洋地域が11.3%、北米・南米地域が9.5%、欧州が8.8%、アフリカが0.6%と続いた。
単月では12月が5万1,770人と最も多かった。シリアやレバノン、バーレーンなどの中東地域に滞在していたフィリピン人の帰国を支援した。
外務省は昨年2月9日、中国の湖北省武漢市に最初の退避便を飛ばした。3月以降も各国にチャーター便を手配し、国民の帰国を支援した。
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