双日は16日、出資するインド南部の工業団地「双日マザーサン工業団地(SMIP)」でレンタル工場の賃貸を開始したと発表した。新型コロナウイルス感染症の流行で日系企業によるインド進出は限定的になっているが、製造業に対するインド政府の奨励策などを支えに工場の需要が今後高まるとみている。
第1期レンタル工場の入居者募集を12月に始めた。全体の床面積は4,000平方メートルで、1,000平方メートルから賃貸が可能だ。これまでに複数の企業から問い合わせを受けているという。
工業団地は南部チェンナイの市街地から車で90分の距離に位置する。総面積は115ヘクタール。レンタル工場に加え、電力や上下水道などの基幹インフラを整備した約60区画の土地も用意し、昨年12月から分譲を始めている。平常時は双日の日本人が1人常駐している。
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