音楽かけて――。今では日常的に使うようになった人工知能(AI)の音声認識機能。いちいちキーボードで入力して検索せず、別の作業をしながら使えて便利だ。ただ、発音が不明瞭だと何度も繰り返し命令を出さなければならない時もある。
もう1つの問題点は、音声認識機能が標準語をベースとしているため、地方出身者が使いづらいという点だ。そこで韓国政府はデジタルニューディール事業の一環として、江原道・慶尚道・全羅道・済州道・忠清道の5地方の方言を収集する「あなたの方言を買います」プロジェクトを考え出した。
報酬は1時間の録音当たり1万2,500ウォン(約1,200円)。作られたデータは、韓国情報化振興院で来年から無料公開される。「もう一度言ってください」というAIの音声案内をこれ以上聞かずに、誰もがAIを利用できる時が来るのだろうか。(智)
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