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【20年の10大ニュース】新型コロナと台風、揺れる経済

2020年のフィリピンは、新型コロナウイルス感染症と自然災害に振り回された1年だった。1月末に国内で初の感染者が確認され、その後に市中感染が拡大。一時は東南アジアで感染者数が最多となり、3月中旬から始まった外出・移動制限措置の解除は来年に持ち越しとなった。1月にタール火山が約40年ぶりに噴火したほか、10月以降に大型台風が相次いで北部ルソン島を直撃し、自然災害にも悩まされた。企業関連ではホンダが四輪工場を閉鎖し、マニラ首都圏にあるニノイ・アキノ国際空港(NAIA)の改修・拡張事業は白紙に。民放最大手のABS―CBNが放送停止に追い込まれるなど、波乱続きだった。