【20年の10大ニュース】新型コロナで日常風景が一変
2020年は韓国にとって、新型コロナウイルスに始まり新型コロナウイルスで終わる1年となった。1月初旬に国内初の「原因不明の肺炎」が報告されて以来、新型コロナの感染者数はじわじわと増え始め、計3回の大波が襲った。コロナ禍は経済を停滞させ、人々の日常生活の風景も一変させた。
世界規模で猛威を振るった新型コロナは、輸出主導型の韓国経済を苦しめた。国際路線がほぼストップしたことで航空・観光業界は打撃が避けられず、企業の倒産や失業者の増加にも拍車がかかった。
感染防止策としてテレワークの導入が進み、大手では自宅やサテライトオフィスでの勤務が奨励されるなど、多様な働き方が定着した。
一方、日韓関係は、日本で菅義偉政権が誕生しても劇的な変化は見られず。元徴用工問題などさまざまな課題を引きずったままだ。東京五輪を目前に控え、年明け以降の両政府の動きに注目が集まる。