映画好きのインド人の間で利用が急速に広がる動画配信サービス。ネットフリックスやアマゾンなどが参入し、インド向けの動画配信を強化している。
予期せぬかたちでSNSなどで話題となったのが、ネットフリックスで配信されているドラマ。寺院でのキスシーンを巡り、警察に告発される事態に発展。SNSでは、ボイコットを呼び掛けるハッシュタグもつくられた。
ヒンズー教徒の女性とムスリムの男性との恋愛というのが、一部のインド人の反感を買う理由になっているようだ。
ただ作品自体はインド人の小説家ヴィクラム・セスが90年代に発表したベストセラー小説が原作。音楽や衣装、風景といった映像も美しい。地元誌によると、ネットフリックスはインドでの独自作品の制作や確保に巨額の投資をしている。今回の批判も、注目度の高さが招いたといえるかも知れない。(榎)
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