連日感染者や重症患者が増加し、新型コロナウイルスの「第3波」襲来といわれる日本に対し、フィリピンの感染者数はスローペースではあるものの減少傾向にある。この1カ月を振り返ると、新規感染者の数はおおむね1,000人台を推移。8カ月半にわたる外出・移動制限措置で一定の効果が出ているとの見方は強い。
ただ油断はできない。地元紙によると、下院議員2,000人を対象に11月から実施してきた検査では、約5%に相当する98人の陽性が確認された。収束とはほど遠い状況が続いている。
露天商が集まるマーケットのディビソリアやバクラランでは、クリスマス用品を求める買い物客が通りに密集しているようだ。あまりの人の多さに昨年の写真かと目を疑ったが、みなマスクをしている。マニラ首都圏ではクリスマスパーティーを禁止する方針というが、人々のストレスを「抑制」できるかが今後を左右しそうだ。(堀)
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