数日前、結婚してロンドンに住む友人から連絡を受けた。新型コロナ陽性で首都圏の集中治療室(ICU)に入る義父を治療するため、新型コロナから回復した人の血漿(けっしょう)を確保するのを手伝ってほしいという緊急の連絡だった。
数多くの病院や非政府組織(NGO)に連絡をしたが、いまだ血漿は調達できていない。彼らによると、感染が広がり、また回復者も増えてドナーがたくさんいるはずのデリー首都圏や西部ムンバイで、コロナ回復者の血漿が極度に不足しているという。
どれだけの効果があるかは分からないが、血漿の調達を支援するツイッターアカウントやフェイスブックには、希望者の声があふれている。大都市の状況は悪化しており、増加するコロナ陽性者に医療インフラが対処できていないようだ。(虎)
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