友人の車に乗ると毛布が積んであった。夏なのになぜ毛布があるのかと聞くと、ひょうが降った時の対策だと言う。オーストラリアでは夏になるとひょうが降ることはよくある。友人は以前うっかり野外に車を止めておいたところ、ひょうによってボンネットや車の天井に無数のへこみができてしまったらしい。
修理のため保険会社に電話したところ、指定された場所に車を持ってこいと言われて行くと、そこは広い場所で数十人の査定員がおり、同様の被害にあった多数の車を次々と修理査定していた。その日だけで千台もの車が訪れたとか。友人の車は、結局買い換えた方が安いと言われ、廃車になったそうだ。それからというもの、ひょう予報の時はあらかじめ毛布を車の上にかけておくのだという。
毛布、オ―ストラリアではどうやら別の意味で必需品のようで。(花坊)
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