シンガポール内務省は、テロ防止対策として過激な思想を持つ37人の身柄を拘束し、捜査を進めている。うち16人の外国人を国外に追放した。
同省が24日に公表した声明によると、フランスのパリ近郊で、イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を授業で扱った中学校の男性教師が、男に首を切断されて殺害された事件が発生したのを受けて、9月初めからテロ対策を強化。これまでに14人のシンガポール人と23人の外国人が捜査線に浮上し、取り調べを進めている。
追放した外国人のうち15人はバングラデシュ人、1人はマレーシア人。バングラデシュ人の大半は建設労働者として働いていた。いずれもパリのテロ事件を支持し、フランスのソーシャルメディアに犯人を擁護する書き込みをしていた。シンガポールでテロを計画していた形跡はないという。
残る外国人と14人のシンガポール人については、現在も取り調べを行っている。
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