香港の大手複合企業、長江和記実業(CKハチソン・ホールディングス、長和)が9月に、中国本土電子商取引(EC)最大手、阿里巴巴集団(アリババグループ)系の金融会社、アント・グループと合弁経営するアリペイHKの出資比率を50%から39.7%に引き下げたことが分かった。アントの出資比率は60.3%に上昇し、アリペイHKはアントの子会社となった。24日付スタンダードなどが伝えた。
香港政府会社登記処の資料で明らかになった。CKハチソンとアントは2017年、中国の電子決済サービス「支付宝(アリペイ)」を香港で展開するため、折半出資で合弁会社を設立していた。
同時に取締役会の構成にも変更があった。CKハチソンの霍建寧(カニング・フォック)共同マネジングディレクター(MD)などがアリペイHKの取締役会を離れた。一方で、アリペイHKの陳婉真(ジェニファー・タン)最高経営責任者(CEO)などが新たに取締役に任命された。
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