シンガポールの配車サービス大手グラブは23日、ミャンマーで食事の宅配サービス「グラブフード」を開始してから1年が経過したと発表した。1日当たりの注文回数が1年で24倍に増えるとともに、発注単価も1.4倍に拡大した。
グラブは2019年11月に最大都市ヤンゴンでグラブフードの提供を開始し、20年7月には第2の都市マンダレーにサービス対象地域を広げた。現在の提携飲食店は1,500店舗以上、配達員は1,000人以上に上る。
民間大手の協同組合銀行(CB)と協力して注文から24時間以内に代金を提携飲食店に振り込むことができる仕組みを整えている。また、配達員が交通事故に巻き込まれたときの損害保険にも加入。配達員が新型コロナウイルスに感染した場合や、当局により施設隔離の対象になった場合には、20万チャット(約1万6,000円)の支援金を支給している。
グラブはグラブフードの1周年を記念し、30日までキャンペーンを実施中。一部の提携店舗は最大50%の割引商品を提供している。
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