「機内レストラン」の予約があっという間に一杯になった。シンガポール航空がコロナ禍で運航していない機材を活用し、今月下旬ごろに実施する特別サービスの利用者を募集したところ、予約開始から30分で席が埋まり、キャンセル待ちの登録も間もなく終了した。
機内での3時間の食事体験の値段は、エコノミークラスが50Sドル(約3,900円)で、最高はファーストクラスの600Sドルと決して安くない。あるクルーズ船の運行会社が実施する「遊覧クルーズ」も5日間で6,000件の予約が入った。寄港先がなく、船内の施設で遊ぶだけなのだが。以前のように気軽に出国できない中、少しでも非日常的な体験を味わいたいという人が多いのだろうか。
ウィズコロナの時代はまだ続きそうだ。これからも、さまざまな新サービスが登場し、コロナ下で満たされない人々の欲求を埋めていくことだろう。(樹)
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