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5月の輸出は7.4%減、落ち込み幅が拡大

香港政府統計処が29日発表した5月の貿易統計によると、輸出は前年同月比7.4%減の3,176億1,000万HKドル(約4兆3,935億円)、輸入は同12.3%減の3,313億4,100万HKドルだった。新型コロナウイルス感染症の世界的流行による各国・地域の経済不振が響き、落ち込み幅は前月比でそれぞれ3.7ポイント、5.6ポイント拡大した。貿易収支は137億3,000万HKドルの赤字だった。

輸出は、最大の仕向け先である中国本土が前年同月比0.3%増の1,870億3,000万HKドルと、4カ月連続のプラス成長を記録した。伸び率は前月の9.4%から9.1ポイント鈍化した。2番目の米国向けは14.4%減の224億5,100万HKドル。依然として2桁減ながら、落ち込み幅は前月の24.6%減から10.2ポイント縮小した。3位の日本向けは3.6%減の105億500万HKドル。前月の10.7%増からマイナスに転じた。

台湾向けは16.6%増の86億6,200万HKドル。伸び率は前月の21.6%から鈍化したものの、主要市場で唯一、2桁の伸びを記録した。

輸出の落ち込みが最大だったのはフィリピン向けの45.5%減。続いてインド向けの37.9%減だった。シンガポール向けも29.0%減と不振が目立った。

一方、輸入を見ると、本土は13.9%減の1,520億4,700万HKドル。マイナス幅は4月の11.2%減から2.7ポイント拡大した。台湾は6.9%増の304億2,600万HKドル。シンガポールからは6.4%減の240億900万HKドル、韓国からは5.0%増の189億6,500万HKドルだった。日本からの輸入は167億1,200万HKドルで12.5%減と、マイナス幅は前月の10.8%から拡大した。米国からは30.4%減の124億4,300万HKドルで、落ち込み幅は前月の1.1%から急拡大した。

1~5月の輸出額は前年同期比8.0%減の1兆4,573億6,000万HKドル、輸入額は9.8%減の1兆5,990億6,100万HKドルだった。貿易収支は1,417億100万HKドルの赤字となった。

香港政府報道官は5月の貿易について、「世界的な需要の落ち込みでアジア域内の貿易も不振に陥っている」と指摘。今後も短期的には輸出の下押し圧力が続くとの予測を示した。報道官はさらに、新型コロナは依然として世界経済の主な脅威との認識を示しつつ、米中の政治・経済関係の先行きにも注意が必要との見方を示した。


関連国・地域: 香港
関連業種: マクロ・統計・その他経済

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