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財政赤字の対GDP比、6%台に拡大も

マレーシア政府が3月27日に発表した総額2,500億リンギ(約6兆2,800億円)規模の景気刺激策パッケージで、財政赤字が膨らむ見通しだ。対国内総生産(GDP)比では、2019年の3.4%から最大で6.4%に上昇するとの見方が出ている。3月31日付スターなどが伝えた。

政府の景気刺激策は、新型コロナウイルスの感染拡大抑制に向けた活動制限令で、経済的な影響を受けた国民を救済する狙い。特に中小零細企業や低所得層(所得下位40%の世帯=B40)、配車サービス運転手、今年に入って売り上げが急減した企業の従業員を対象としている。

同パッケージで政府が直接支出する国費は約1割(250億リンギ)とみられるが、証券系シンクタンクのクナンガ・リサーチは、財政赤字の対GDP比は昨年の3.4%から6%台に拡大すると予想。イスラム金融機関バンク・イスラム・マレーシアの首席エコノミスト、アフザニザム・アブドゥル・ラシッド氏は、政府直接債務の水準が対GDP比で現状の52~53%から55%に達し、財政赤字の対GDP比は最大6.4%に膨れ上がるとの見方を示した。

同氏によると、今年のマレーシア国債(MGS)と政府投資債(GII)の発行額は、昨年実績の1,186億リンギを上回り、1,400億~1,500億リンギに達する見通し。一方で企業が発行する社債の発行額は昨年を下回る見込み。

地場格付け機関マレーシアン・レーティング・コーポレーション(MARC)のノル・ザヒディ・アリアス首席エコノミストは、今年の社債発行額を950億~1,050億リンギ、商業銀行最大手マラヤン・バンキング(メイバンク)の投資部門メイバンク・インベストメント・バンクのアナリスト、ウィンソン・プーン氏は800億リンギと予想した。


関連国・地域: マレーシア
関連業種: マクロ・統計・その他経済

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