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韓国車、中国依存の課題露呈

サプライチェーンの見直しは困難

中国発の新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)の感染拡大の影響で、韓国の完成車メーカー5社全ての国内生産ラインの稼働が一時停止し、中国依存のサプライチェーンの脆弱(ぜいじゃく)さが改めて浮き彫りとなった。各社は、地理的に近く人件費の安い中国を活用し、在庫を持たない「ジャストインタイム方式」による生産体制でコスト競争力を高めたものの、予想外の事態になすすべがない。中国依存のサプライチェーンの見直しは簡単ではなく、自動車業界のジレンマは続きそうだ。