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衣料関連製品ダイニック、子会社を解散

衣料関連製品の製造・販売を手掛けるダイニック(京都市右京区)は17日、シンガポール子会社のNC ステーフレックスを解散すると発表した。高級衣料品向けの接着芯地の需要減退が背景にある。

NC ステーフレックスは1973年設立。ダイニックの完全子会社で、衣料用接着芯地「ステーフレックス」の製造・販売や、グループ商品の販売を手掛ける。

接着芯地は東南アジアや香港を中心に広く輸出している。ただ業績が低迷しており、経営改善を進めてきたが、現在の事業環境では安定的な収益を確保するのが困難であると判断して解散を決めた。2021年7月頃に解散・清算する予定だ。

接着芯地は、衣料品を作る際に布に貼り、張りを持たせたり型くずれを防いだりする副素材として利用される。

ダイニックの担当者はNNAに対し、「シンガポール子会社では高級価格ゾーンのワイシャツ用の接着芯地を製造していた」と説明。高級価格ゾーンのワイシャツ向け芯地はシンガポールだけで生産していたという。

ただ最近は、衣料品市場で低価格帯の商品が多く出回るようになり、顧客であるシャツメーカーの販売が厳しくなっていることから、需要が減退していた。

日本の衣料品業界で縫製基地を海外に移す動きが広がる中、ダイニックは接着芯地の生産拠点をほぼ全面的に海外に移管している、シンガポール以外ではタイや中国に接着芯地の製造拠点を持つ。今後は、シンガポール子会社の一部の製造事業や取引先をタイに移管するという。

シンガポール子会社ではステーフレックスの製造・販売のほか、日本で生産した印刷用リボンの販売も手掛けている。同担当者は、「会社を解散した後も、将来的には何らかの形でシンガポールで印刷用リボンの販売を続けたい」と述べた。


関連国・地域: 中国タイシンガポール日本
関連業種: 繊維

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