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テイクオフ:インド北部に住む少数民…

インド北部に住む少数民族、ラダック人の社会は、数十年前まで「一妻多夫」が一般的だった。過酷な気候の山岳地帯で、人口が増えすぎると食べていけないため、複数の男性が一人の女性を共有することで人口を抑制していた。経済発展に伴い、その習慣はなくなったという。

一方、中東諸国では「一夫多妻」が続く。先ごろ旅したある国でも、一人の夫が3人の夫人を連れて食事する姿を見かけた。

ムスリムの一夫多妻制はもともと、戦争で夫を亡くした女性の生活を守るために生まれたと聞く。戦争がなく石油で潤う一部の国では、ラダックのようになくなってしかるべきものなのではないか。

ある程度豊かに暮らせる条件が整っているなら制度の上では、男女の愛情は一対一であってほしい。食卓で夫がほかの夫人とじゃれあう姿を静かに見つめる、あの日の彼女の目が忘れられないから。(天)


関連国・地域: インド
関連業種: 社会・事件

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