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日系二輪4社、エキスポで大型バイク販促

タイで開催中の自動車展示・販売会「第36回タイ国際モーターエキスポ」で、日系二輪メーカー4社が大型バイクを売り込んでいる。今年は10月までの累計で二輪車市場が前年を下回り、年末商戦が2年ぶりのプラス成長を確保できるかどうか左右する。首位ホンダはイベントで販促活動に注力する方針で、他メーカーは来年も見据えた上位モデルを披露している。

タイ国際モーターエキスポで、日系二輪メーカー4社が大型バイクを売り込んでいる。写真はヤマハの「テネレ700」(左)と「TMAX560」=11月28日、タイ・ノンタブリ県(NNA撮影)

タイ国際モーターエキスポで、日系二輪メーカー4社が大型バイクを売り込んでいる。写真はヤマハの「テネレ700」(左)と「TMAX560」=11月28日、タイ・ノンタブリ県(NNA撮影)

ホンダの二輪事業のタイ法人APホンダは、昨年に発売した大型「CB1000R」の新色としてホワイトを投入した。4社の中で、新モデルを唯一展示していない。

同社のウィワット・ゼネラルマネジャー(タイの付加価値製品・ディーラー開発担当)はNNAに対し、「エキスポは販売を上積みする絶好の機会で、今回はプロモーションに注力している」と話した。1~10月の販売台数は前年同期比2%減となったが、通年で1~2%増にプラス転換させる考えだ。

ヤマハ発動機のタイ法人、タイ・ヤマハ・モーター(TYM)は、静岡県磐田市で生産する新型のアドベンチャー「テネレ700」とビッグスクーター「TMAX560」の2モデルを発表した。年間の販売目標は、それぞれ500台、300台に設定。エキスポの開幕と同時に予約の受け付けを開始しており、納車は来年第1四半期(1~3月)以降となる。

スズキ・モーター・タイランドは、ビッグスクーター「バーグマン400」の新モデルを披露。エキスポで予約の受け付けを開始し、来年2月に納車する。同モデルは、来年3月末までに300台を販売できると見込む。

■カワサキ、Zの新旗艦モデル投入

カワサキは、新たに6モデルを披露し、来年2月に納車を開始すると発表した。6モデルには、スーパーネイキッド「Zシリーズ」の新フラッグシップ「Z H2」、スポーツモデル「ニンジャ」シリーズ「ニンジャ1000」の後継モデル「ニンジャ1000SX」が含まれる。タイの販売価格は、それぞれ91万7,200バーツ(約332万円)、70万6,900バーツとなる。

このほか、「Z650」「Z900」「ニンジャ650」、レトロモデル「W800」の20年モデルも公開した。

カワサキの担当者によると、Z650とニンジャ650は東部ラヨーン県の工場で生産し、Z900は日本から部品を輸入して現地で組み立てている。他3モデルは、日本から完成車を輸入する。

タイ運輸省陸運局によると、1~10月の二輪車の新規登録台数は全体が2%減の147万台だった。主要6ブランドのうち、ホンダ、ヤマハ、カワサキの日系3ブランドを含む4ブランドがマイナス成長だった。

同国では来年1月1日、バイクの新物品税が適用され、特に大型バイクの価格が上昇する見込みだ。税率の算出基準が排気量ベースから二酸化炭素(CO2)の排出量ベースに変更される。今年の年末商戦では、来年の価格上昇を見込んだ駆け込み需要も追い風となる。


関連国・地域: タイ日本
関連業種: 自動車・二輪車マクロ・統計・その他経済

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