オーストラリアの「シドニー・ダンス・カンパニー」は、近代的なコンテンポラリーダンスを中心とするダンス団体で、国内外から評価が高い。
先日、シドニーで創立50周年記念公演が開催されたので足を運んだ。中でも、映像とダンサーのコラボレーションが有名な演目が再演されるので楽しみにしていた。ところが、オープニングの特別映像が始まると何やら音楽と映像に異常が。客席が明るくなり「技術的問題が発生したため、しばしご歓談を」とアナウンスが流れた。
数分後にショーは再開されたが、案の定というべきか、肝心のコラボ演目の映像も途中で止まってしまった。それにもかかわらず、全ての演目が終わると客席からは大歓声。終わりよければ全てよし、というオージーの寛大で前向きな精神を感じたが、主催者側にもう少しプロフェッショナルな心構えがあるべきかと。(岩下)
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。