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小米出資の家電3社、日本市場へ進出

スマートフォン大手の小米科技(北京市、シャオミ)が出資する中国企業3社は11日、ソフトバンクグループのSB C&S(旧ソフトバンク コマース&サービス、東京都港区)と提携して日本市場に参入すると発表した。3社が開発するロボット掃除機、スマート照明、空調機器などを日本で順次発売する。高いデザイン性や高機能、手頃な価格を武器に、日本のIoT(モノのインターネット)家電市場に挑む。

18日に発売予定のロボット掃除機「Roborock S6」=11日、東京

18日に発売予定のロボット掃除機「Roborock S6」=11日、東京

シャオミブランドとは一線を画し、独立した家電ブランドとして売り込む。第1弾として石頭世紀科技(北京市、ロボロック)のロボット掃除機「Roborock S6」は18日から家電量販店や電子商取引(EC)サイトで発売する。同製品は、レーザーセンサーで部屋の間取りを認識し、効率良く掃除するルートを人工知能(AI)で解析できることなどが特徴。価格は7万4,800円(税込)で、アイロボット社の類似製品「ルンバ」より2割ほど安い。日本市場に合わせた仕様調整を約半年をかけて行ってきたという。

ロボロックはシャオミの出資を受けて2014年に設立。16年にシャオミブランドのロボット掃除機を手掛けて急成長した。17年11月には独自ブランド「Roborock」を発売し、2年で世界40カ国以上で累計500万台を売り上げた。

ロボロックの昌敬・最高経営責任者(CEO)は、「日本は中国と住居環境が似ていることから、Roborock S6を受け入れられると感じている」と話した。

スマート照明を手掛ける億聯客信息技術(青島市、イーライト)はスマート発光ダイオード(LED)電球2種と、帯状に光るライトストリップを年内に発売する予定だ。イーライトブランドの製品は世界210カ国で1,300万個を販売している。

智米科技(北京市、スマートミ)は年内に扇風機や加湿器、来年以降に空気清浄機や温水洗浄便座の市場投入に向けてSB C&Sと協議中という。

SB C&Sの瀧進太郎常務執行役員は「日本の顧客が買い求めやすい小型生活家電から発売し、白物家電へ徐々に拡大していきたい」と話した。

■脱シャオミ戦略が鮮明に

3社のような「シャオミエコシステム」と呼ばれるシャオミグループ傘下企業は現在約200社ある。ロボロックの昌敬CEOはエンジニア出身で、マイクロソフトや騰訊(テンセント)、百度(バイドゥ)などでの勤務を経て創業した。同社は約500人の従業員のうち、半数以上が開発チームに所属。年間利益の10%以上を研究開発(R&D)に回しているという。イーライトも約300人の従業員のうち、半数が技術者だ。

スマートミの蘇峻CEOは日本参入について、「独自ブランドでの海外事業拡大の一環だ」と強調し、「独立したブランドとして認知され、ファンを増やしていきたい」と語った。

蘇氏はシャオミ傘下企業の強みとして、「各社にはスマート製品の専門家が多数いるので、ノウハウやアイデアの共有ができる」と指摘。今回の3社による参入を皮切りに、シャオミグループ企業の日本進出が増える可能性もある。


関連国・地域: 中国-全国日本
関連業種: 電機IT・通信

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