《日系進出》車部品のムロ、湖北に製販子会社

ジャスダック上場で自動車部品などの製販を手掛けるムロコーポレーションは９日、湖北省孝感市に自動車部品の製販・輸出入の100％子会社を設立すると発表した。11月の設立、2021年４月の稼働開始を予定する。同社の中国進出は初めて。

ハイテク産業団地の孝感国家高新技術産業開発区に設立する。子会社の社名は睦諾汽車部件（湖北）。資本金は736万米ドル（約７億8,900万円）となっている。投資額や建設する工場の詳細は公表していないが、20年早期の工場着工を目指している。

ムロコーポレーションは、自動車部品の需要が中国で今後も拡大すると予測。これへの対応と海外事業のさらなる拡大を目的に子会社設立を決めた。日系合弁自動車メーカー向けの部品生産を主眼に置いている。

ムロコーポレーションはアジアでは既にタイ、ベトナム、インドネシアに拠点を擁している。