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三菱商事子会社、原油不正取引で345億円損失

三菱商事は20日、原油・石油製品トレーディングを手掛けるシンガポール子会社ペトロダイヤモンド・シンガポール(PDS)で約3億2,000万米ドル(約345億円)の損失が発生する見込みだと発表した。

中国向け原油取引を担当していた中国籍の元社員が社内規定に違反し、今年1月から原油デリバティブ取引を繰り返して損失を発生させた。PDSのリスク管理上のデータを変更することで、顧客との取引に関連したヘッジ取引であるかのように装い、社内で損失が確認できなくなる操作を繰り返していた。7月以降に原油価格が下降局面に転じたことでデリバティブ取引の損失が拡大し、多額の損失発生につながったという。

8月に元社員が欠勤した際、担当業務を精査したところ、損失が判明した。不正取引をした社員は今月18日付で解雇した。重大な社内規定違反・法令違反を犯したことで、会社が多大な損害を受けたことに対し、19日付で元社員を刑事告訴した。

最終的な損失額を含む詳細については調査を進めている。通期業績見通しへの影響は精査中という。

三菱商事の広報担当者はNNAに対し、「PDSは今後も当面、親会社などからの支援を受けながら事業を継続する」と話した。

シンガポールでは2006年、三井物産の子会社ミツイ・オイル(アジア)がナフサ関連取引で約8,100万米ドルの損失を計上。その後、子会社を閉鎖していた。


関連国・地域: シンガポール日本
関連業種: 金融天然資源

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