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フィッチ、タイの格付け見通しを引き上げ

格付け大手フィッチ・レーティングスは18日、タイの自国通貨建て長期発行体デフォルト格付け(IDR)の見通しを「ステーブル(安定的)」から「ポジティブ(強含み)」に引き上げたと発表した。格付けは「BBBプラス」に据え置いた。

格付け見通しの引き上げの理由として、長引く政治的リスクが堅実なマクロ経済運営を妨げる可能性が低くなったと判断したことに加え、3月の総選挙を経てプラユット首相率いる新政権が正式に発足し、2014年5月のクーデターから5年余り続いた軍事政権から民政へと移管したことで、政治的な障壁が取り除かれたことを挙げている。

国内需要が堅調な動きを続けている一方で、外的要因により19年の国内総生産(GDP)成長率は3.3%となり、18年の4.1%から鈍化すると予測。輸出成長率は横ばいで、投資はインフラ事業の承認の遅れや輸出型企業の投資の減少を受け緩やかな伸びにとどまると予測している。20年のGDP成長率はやや回復し、3.5%になるとの見通しだ。

外貨準備高は、19年末に輸入額の7.9カ月分に相当する2,160億米ドル(約23兆2,400億円)に達し、18年末時点の2,056億米ドルから拡大すると予測。政策金利については、タイ中央銀行(BOT)が年内は1.75%に据え置くとの見通しを示している。


関連国・地域: タイ
関連業種: 金融マクロ・統計・その他経済

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