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1Qの求人数、前年同期比14%減=JAC

人材紹介大手ジェイエイシー(JAC)リクルートメントは25日、2019年第1四半期(1~3月)のアジア各国のホワイトカラー人材紹介市場の動向を発表した。マレーシアのホワイトカラー求人数は前年同期比で14%減少した。欧米系企業を中心に大規模な人員削減が実施されたほか、米中貿易摩擦の影響によるEMS(電子機器の受託製造)部門の生産調整などが響いた。前期(18年10~12月)比では28%増加した。

同社マレーシア法人の大西信彰社長は「市場心理が弱く、求人数は減少傾向にある」と概観。具体的には、政府系シンクタンクのマレーシア経済研究所(MIER)のデータを踏まえ、「19年第1四半期の経済動向信頼感指数(CEO信頼感指数)は93.1となり、18年第四半期に続いて好況・不況の分かれ目となる100を下回った」と説明。

また「市況が悪化している」と回答したCEOは18年第1四半期(前年同期比)、前期比、今期でそれぞれ23%、34%、37%と段階的に上昇した。一方「増員を計画している」は48%、41%、40%、「設備投資を計画している」は50%、44%、42%と下降傾向にあり「採用側の慎重姿勢が見て取れる」(大西氏)。

前期比では急伸した理由について「年末にかけて求職者は減少し、年始以降に転職活動が活発化する『季節要因』が大きく、例年どおりの傾向」と述べた。ただ、伸びの勢いは例年よりも小さいという。市場心理が弱い状態で推移しているため「新規採用を一定期間は保留したり、マネジャークラスであれば、外部採用を控え、社員の内転などで対応したりする企業もある」と話す。

ホワイトカラーの求人数を職位別に見ると、マネジャー職(月給5,000~8,000リンギ=約13万5,000~21万6,000円)が前年同期比33%減、ジュニア層(月給5,000リンギ以下)は同3%減だった。シニアマネジャー・GM職(月給8,000リンギ以上)は横ばいで、「引き続き企業側の採用意欲が安定して高い」(大西氏)。

求職者の動向については、ペナン地区でマネジャー職を中心に安定した企業への転職意欲が高まっており「前期比で問い合わせが3割程度増えた」と話す。大西氏は、第2四半期以降について「医療機器業界で増産や工場新設が進んでいることや、同業界へのサプライヤー(電子機器・ハーネス部品)も増産を計画していることから、下半期に向けて求人が再び活発化する」との見通しを示した。

MIERは、第2四半期から国際的なコモディティー(一次産品)価格の上昇や力強い国内需要、貿易摩擦の影響が薄れることなどを背景要因とし、安定した回復がみられると予想している。


関連国・地域: マレーシア
関連業種: その他製造マクロ・統計・その他経済雇用・労務

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