香港の航空大手、キャセイパシフィック航空はこのほど、客室乗務員が機内の物品を勝手に持ち帰る行為について、取り締まりに乗り出した。23日付サウスチャイナ・モーニングポストが伝えた。
香港国際空港(チェクラプコク空港)で専門チームによる抜き打ち検査が行われ、6人以上の客室乗務員が取り調べを受けた。
関係筋によると、物品の持ち帰りにより、長年にわたりキャセイは大きな被害を被っていたという。最もよく持ち帰られている物の一つが、機内で出されるハーゲンダッツのアイスクリームだと言われている。
キャセイは1月、従業員に対し、「会社の物品数が一致しない傾向にある」として、航空機を降りる際に持ち物検査をすると警告。会社の物品を持ち帰ると、その価値や廃棄されるかどうかは関係なく、契約解除を含む懲戒処分の対象になると説明していた。
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