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テイクオフ:あたりが寝静まる午後1…

あたりが寝静まる午後11時半、「マダム!」の声と共にアパートの玄関チャイムが鳴った。開けた途端、警備員が「罰金500ペソ(約1,083円)を科す」とすごんできた。理由はゴミ出しのルール違反。時間外にゴミを出していた迷惑料の罰金だ、と。

規則を知らぬという言い訳は通用しない。すかさず監視カメラが捉えた日時入りの証拠写真を差し出し、賃貸契約書を見せろと言う。隅々までチェックし、記載がないと分かると、裏面に規則と罰則を書き足した。「今回は不要、でも次は見逃さないぜ」と立ち去ったのだった。

フィリピンは、米国と同じく契約社会。転ばぬ先のつえとして、何事も最悪を想定して契約書を交わすことが必要だと聞いていた。今回は契約書に守られ事なきを得たのだが、また思いもよらぬ罰金を求められやしないかと、チャイムが鳴るたびにヒヤヒヤしてしまう。(西)


関連国・地域: フィリピン
関連業種: 社会・事件

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