日系Ｖｉｅｃｏｉ、報酬アプリを提供

ベトナムで採用支援やエンジニア教育、ＩＴ事業などを手掛ける日系Ｖｉｅｃｏｉは18日、従業員間でボーナスを送り合うアプリ「ワンボーナス（OneBonus）」の提供を正式に開始したと発表した。

ワンボーナスは組織エンゲージメント向上ツールで、企業の従業員同士が賞賛やボーナスを送り合えるようになっている。数千ドンの小口の現金や、社内通貨のようなポイントをやりとりできる。

昨年10月の試験リリース以来、ＩＴや教育、飲食店運営などを手掛ける企業が導入しているという。ベトナムでは離職率が20％を超えるともいわれ、組織運営において従業員を定着させることが課題となっている。組織改善の第一歩として導入を検討しやすいサービスとして同アプリの開発に至ったという。

Ｖｉｅｃｏｉは、2015年にホーチミン市で創業した日系スタートアップで、600社以上の採用支援とエンジニア教育事業を展開。グループ会社がベトナムで８年間にわたり培ったＩＴ開発経験を生かし、人事テクノロジー領域で複数のサービスを提供している。