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世界の小売り上位250社、豪3社が健闘

会計事務所大手デロイトが11日に発表した年次小売りリポート「グローバル・パワーズ・オブ・リテーリング2018」の世界の小売り上位250社の中で、オーストラリアの複合企業ウェスファーマーズ、小売り大手ウールワース、家電販売最大手JBハイファイが、それぞれ順位を上げるか維持し大健闘した。ただ、米アマゾン・コムの脅威が増大していることなどから、業界では向こう数カ月間に市場競争圧力が強まる見込みだという。11日付オーストラリアンが伝えた。

デロイトは公開された資料を基に、小売企業の売上高や成長率、利益率、店舗数などを比較した。JBハイファイは昨年初めて218位にランクインしていたが、今年は182位と大幅に上昇した。ウールワースは22位で1ランク上昇、またウェスファーマーズは21位で昨年から順位を維持した。

デロイトの小売り・卸売り・流通部門を率いるホワイト氏は、2019年はオンライン販売への投資や改革が加速すると指摘。「アマゾンの会員制有料サービス、アマゾン・プライムによる配達サービスの価格は、オーストラリアでは米国の半額以下に設定されており、アマゾンの摩擦のないオムニチャネル型の販売形式は、オーストラリアの既存の流通システムにとって脅威だ」と話す。

また同氏は、中国小売企業のオーストラリア市場での存在感が増しているとし、「現在中国企業はオーストラリアの小売り上位250位のうち5%しか占めていないが、アジア全体でのオムニチャネル市場の拡大に伴い、今後シェアを伸ばす見込み」との見方を示した。

デロイトによると、堅調な雇用市場が家計の悪化を相殺していることから、2019年の小売り販売高は増加する見通し。ただ、不安定な株式市場のほか、住宅価格の低下が影響し、所得の伸びの低迷で消費者が支出を抑制しており、今年前半は売り上げが伸び悩むとみられる。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: 小売り・卸売り

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