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米から輸入拡大すべき、元WTO交渉代表

中国の世界貿易機関(WTO)加盟交渉で首席代表を務めた竜永図・元対外貿易経済協力次官は12日、米中貿易摩擦の緩和を目的に米国からの輸入を拡大することは「譲歩」には当たらず「進歩」との見方を示した。中国の改革開放と、貿易政策見直しの方向性にも合致すると指摘したほか、貿易大国となった中国にとっての輸入の重要性も強調した。中国新聞社電が13日伝えた。

上海の復旦大学管理学院で開かれたフォーラムで米中関係をテーマに講演した竜氏は、米中の貿易と二国間関係の深化が両国の国益に合致し、世界の平和的発展に向けた重要な礎の一つだと主張。両国関係の最も重要な基礎は経済面の深い交流と指摘した。

米中の貿易不均衡問題に関連して竜氏は、「中国の貿易政策が長い間、輸出主導だった理由は、外貨が長期にわたり不足しており、外国為替政策の中核が輸出を含む外貨獲得にあったからだ」と説明。しかし数十年にわたる改革開放の結果、中国経済は根本的に変わり、新しい消費需要が生まれていると指摘した。その上で、米国からの消費財輸入、国民が好む製品の輸入は必要で、それは、幸せな生活を求める国民の願いをかなえることにつながると訴えた。さらに重要なこととして、中国の製造業が既に世界の産業チェーンに深く組み込まれていることにも言及した。

竜氏は、輸入は中国にとって極めて重要だと強調。真の貿易強国、貿易大国となった中国が輸入大国になるのは必然の流れとの見方を示した。米国がWTOや世界の貿易交渉で強い発言権を維持してきた背景に、米国自身が世界一の輸入大国という点があるとの分析も提示した。


関連国・地域: 中国-全国米国
関連業種: マクロ・統計・その他経済

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